■ 2011年12月定例会

 知事の2期目の去就が注目された議会でしたが、一般質問初日に「まだやり残した夢の実現のため、さらには逆境の熊本県政をさらに扶揚していきたい」という抱負のもとに、2期目出馬の表明がありました。
  議案審議内容は国の第3次補正を受けて補正予算案153億円、政令市移行に伴う知事の権限移譲や収用委員の人事など46の案件と誓願6件、意見書10件の提出がありました。

153億円追加補正可決

 本会議、各委員会で討論の後、約153億円の追加補正予算など、46議案を原案通り可決承認し、請願2件、意見書9件が採択され閉会しました。補正予算の中では、私が6月ぎかいで要望した、放射能を測定するモニタリングポストが県北、県央、県南の6か所に設置されることとなりました。
 いまだに各地で問題となっている放射能汚染ですが、佐賀、鹿児島に設置されている原発の放射能については、いつでも監視、測定ができる体制となり、ひと安心ということになります。
 本議会では、一般質問初日に蒲島知事が次期出馬について表明し、議員からはこれまでの知事の取り組みについての検証や、これからの考え方についての質問が多く出されました。
 特にこれからの県土ビジョンや県のグランドデデザインに関する質問が各会派から出され、議会中にそのガイドラインが公表されました。まさに蒲島知事の2期目がスタートをしていると感じさせる議会でした。
 知事からは具体的なマニュフェストは出ませんでしたが、「告示日まで公務に精いっぱい努め、1期目までやり残したことを精査し、告示までにはマニフェストの表現をする。県政浮上のために頑張りたい。熊本県は高いポテンシャルを持っているが、十分活かされていない。逆境の熊本だから、やりがいがある」と抱負を述べました。 
 私は、これまでの知事の取り組んできた水俣病問題、川辺川ダム問題、県の財政問題、荒瀬ダム撤去などの重要課題が、大きく解決に向けて前進した結果は十分評価に値しますし、その政治姿勢は共感するものがあり、2期目の施策に期待したいと思っています。

高速交通及び新幹線活用特別委員会では、くまモン効果の報告がなされました。小山薫堂さんが発案したゆるキャラ「くまモン」は、ゆるキャラグランプリで1位となりました。その経済効果も10億円以上といわれています。まだまだ人気は衰えません。このくまモン効果を活かして、県の観光振興や経済浮揚に努めていかなければならないと思います。

文教治安常任委員会では、予算や条例案審議の後、臨時教職員の数の問題がとりあげられていました。実態は年々増えているため、できるだけ正規職員を増員したいという執行部の意欲的な発言もありました。
 また、政令市実現に伴う警察署の配置についても勉強会が開催されました。現在、熊本市には北・南・東の3署がありますが、5区の区割りに沿って3署で所轄するには大変無理があること。また、合志市・菊陽町を所轄する大津署も手狭になっている実態が報告され、政令市周辺も含めた警察体制の見直しが必要なことが報告されました。