■ 2012年2月県議会

地下水を「公共水」と位置づける

 2月14日から3月2日まで、2月県議会が開催されました。私も8回目の質問に立ち県政の課題を質問したところです。特に今議会終了後、知事選が行われるため、一般質問に立った12人が知事に対して、4年間の総括とこれからの展望に関することについて、質問しました。私も熊本県の県民所得が全国で41位(最新データでは43位)九州でも福岡、大分、佐賀に次いで4位、15年間低迷している現状を指摘し、蒲島知事に対策を求めました。併せて農業の6次産業化、新規就農者確保対策、県行政と県職員の在り方、英語教育の推進などについて質問及び要望しました。
  本議会では23年度補正予算、さらに国の4次補正を受けての追加補正予算案、24年度当初予算等110議案を審議し、可決しました。
  主な条例は地下水を「公共水」と位置付けて、地下水採取の許可制を導入する「熊本県地下水保全条例」の一部改正、「熊本県高校生等就学等支援基金の一部を改正する条例」、「副校長の設置に関する条例」等が承認されました。
  また、政令市施行に伴い、「政令市の熊本市について区割りの県議会議員定数配置の条例」も承認されました。
  なお、財政再建戦略の報告も行われましたが、再建も順調に進み、1兆700億円近くあった借金も、今年度末までには1兆円を切る見通しであること、貯金部分に相当する財政調整基金も上積みされることが報告されました。24年度の予算については、知事選の関係で骨格予算となっていますが、経済対策を切れ目なく行うことや、震災対策のため従来の骨格予算よりも多めに計上されました。

文教治安常任委員会
  教育関係では 、高校再編整備、特別支援教育、就職支援、学力向上、環境教育、いじめ・不登校対策、人権教育、防災教育、文化関係についての予算審議を行いました。
  主な内容は、新たな特別支援学校設置、県内全ての小学校5年生を対象とした水俣市での環境教育予算の確保、「熊本県高校生等就学等支援基金条例の一部を改正する条例」により、経済状況等を勘案して、授業料等の減免措置や東日本で被災を受けた子への修学資金を積み増して期間を延長する、副校長制度の導入等が承認されました。
  警察関係では、「新熊本東警察署庁舎整備事業」14億円を含む予算、政令市実現に伴う警察署の名称及び管轄区域の見直し条例、警察職員の定数条例見直しによる警官7人の増員等を審議し承認しました。

高速交通体系 及び 新幹線活用対策特別委員会
  「高速交通体系に関する件」については、高規格新幹線道路等の道路ネットワーク整備の促進、航空路線の利用促進について報告がありました。国内線は、新幹線開通後も、利用者の落ち込みがなく、東京便が1便増便になり、神戸線が1便減となります。また、熊本空港のハブ化を目指し、国際便の就航路線を増やす計画です。ただ、大津駅と熊本空港を無料タクシーで結ぶ、空港ライナー事業については、私は、『試験的無料運行のあり方やその効果に疑問がある』など、今後の実施方法を改善するように発言をしました。
 「熊本都市圏交通に関する件」では、今後の熊本都市圏における都市交通政策や道路整備計画等を策定するため「人の動き」を調査・分析するパーソントリップ調査を行い、官民による「熊本都市圏総合交通計画協議会」が設置されることになりました。
  「九州新幹線鹿児島ルートを活用した地域振興に関する件」では、新幹線効果について、前年同期より利用者は4割伸びている報告がありました。「新幹線元年事業」「くまもとサプライズ」を県内各地で展開し、くまモン効果と併せて観光振興につながっている報告がありました。