■ 2012年6月県議会  2期目の蒲島知事は「4ヵ年戦略」を打ち出す!

質問や反対討論など議会内の活性化進む

 6月定例県議会は6月5日から27日までの23日間開催されました。蒲島知事の2期目への所信表明を受けた後に、副知事の人事案件、2012年度一般会計補正予算、県政運営方針「幸せ実感くまもと4ヵ年戦略」など17議案を原案通り可決承認しました。
  一般会計補正予算は、3月の知事選での蒲島知事の公約を反映し、当初予算に肉付けしたもので、808億あまりの増税となり、補正後の総額は前年度当初予算と比較して、1.1%減の7137億円余となりました。
  主な補正予算の内容としては、阿蘇熊本空港に隣接する大規模太陽光発電所建設、木質ペレットを農業用ハウスの暖房機として利用するモデル事業などがあります。
  知事2期目の4ヵ年戦略は「活力を創る」「アジアとつながる」「安心を実現する」「百年の礎を築く」の4大方針と15の戦略で構成されています。
  請願を6件採択、意見書を1件承認しました。また、議員提出議案が8議案提出されましたが、5議案は採択、3議案が否決され、委員会提出議案は5議案全て採択されました。
  さらに、熊本県家庭教育支援基本条例(仮称)策定検討委員会の設置、広西壮族自治会、モンタナ州、九州・沖縄未来創造会議への議員派遣の件が決定されました。

副知事に38歳の小野氏
  今回は、代表質問3人、一般質問11人が登壇し、知事と執行部に対して、様々な質問がされました。また、最終日には予算の反対討論や、議員提出議案の趣旨説明、反対討論なども行われました。最近は質問や反対討論の登壇をする議員が多く、議員内の活性化が見受けられ、県民の声が議場に届いているのを感じます。
  まず知事に対しては、所信表明を受けて、これからの県政運営について多角的な方面から質問が集中しました。知事は、「信頼される政治」「決断する政治」を信条として、「幸せ実感くまもと4ヵ年戦略」をしっかり取り組んで、安心に暮らせる熊本づくりをしたいと述べました。
  この戦略を実施するために4年間で200億円を充てる予定としており、「知の集積」による地場企業育成、人材育成、さらにはアジアとつながるなど、これまでにない蒲島知事の人脈をより生かした政策が特徴となっています。
  また、副知事の任用に当たって、38歳の小野参与(蒲島知事の教え子で、4年前から知事の側近として活躍)を登用したことで、一部の自民党や共産党から身びいきだという声が上がりましたが、知事は「これからの少子高齢化社会を担う若者の考え方を県政に発揮させなければならない」と、力強く答弁しました。
  現在、副知事は2人体制ですが、村田副知事が全般的な事項を、小野副知事が特命事項担当で、再生エネルギー対策などに力を入れることになります。
  なお、「再生可能エネルギーの導入促進に向けた環境整備を求める」「防災・減災対策による社会の基盤整備再構築を求める」などの5つの議員提出議案が採択されました。
 各意見書、委員会意見書は「集団的消費者被害回復に係る訴訟制度の創設に関する意見書」「国における煙草政策に関する意見書」「介護福祉等修学資金制度の拡充及び継続を求める意見書」「警察官の増員を求める意見書」「青年就農支給付金制度の見直し及び予算全額確保を求める意見書」です。