■6月県議会■知事、菅内閣に対する所感を述べる
          県立特別支援学校施設整備で勉強会開く

 6月議会は、6月1日〜21日までの21日間開催されました。補正予算35.9億円にさらに宮崎県で発生した口蹄疫に関する防除費や家畜農家の経営安定対策のための関係の予算約3億円が追加され最終予算は7,160億円弱となりました。関連した議案並びに報告事項51件を審議し、提案通り議決をしました。

知事の所感求める質問が・・・

 今議会は一般質問に11人の議員が質問登壇しました。特に鳩山首相から菅首相に代わった直後のため、議員から知事に対して、民主党の政策、また鳩山政権と新菅政権に対する所感を尋ねる質問が多く出ました。この点について蒲島知事は、「民主党は『期待と失望の政治学』にならなければいいがと思った。国民の期待値が高まった分だけ、政治を間違えると失望感も高まる。まさに鳩山政権はその象徴であった。次の菅内閣には理想と現実の絶妙なバランス感覚で、残りの任期を全うしてもらいたい」と述べました。また、ある議員の「県職員の天下りについてどう思うか」という質問に対しては、「県民幸福量の最大化を考えれば、経験と能力が長けた県職員OBが公益法人の団体で理事職相当につくことはありうる話。県は紹介を受ければ、職員を紹介するが、退職金などは支給しないように内規を設けて、団体に働きかけている。決して県から、ポストをあっせんすることはない。国の官僚の天下りとは同一視をして欲しくない。また県職員は優秀な人材であり、いろんな立場で県のために活躍することは当然ではないか」という答弁がありました。
  この回答については賛否両論がありますが、職員を大事にする知事の気持ちは理解できます。もちろん、県民の目からみれば公務員が自分たちのいいようにやっているのではという意見もありますから、もっと情報をオープン化して、県民が納得するようにこの問題には対処すべきだと考えます。

養護学校のあり方、検討を・・・

 補正予算については、緊急経済対策として@私立学校授業料等減免補助、A医療施設耐震化整備事業、B介護基盤緊急整備等事業、C社会福祉施設等耐震化等時別対策事業、D緊急雇用対策事業、E県立特別支援学校施設整備事業。通常予算分として、私立高等学校授業等減免補助、阿蘇くまもと空港国際線振興対策事業、河川改修事業費(荒瀬ダム関連)、熊本港物流拠点機能向上事業、さらに口蹄疫対策関連事業費が計上され、各常任委員会で審議されました。
  この中で、民主県民クラブの会派では、特に県立特別支援学校施設整備事業の提案内容について勉強会を実施しました。
 県立特別支援学校施設整備事業は、現在、養護学校に通う子どもたちの高等学部の進学数が著しく増え、教室が足りなくなっており、さらに今後も増える見込みです。その対策として県立高校と熊本聾学校の空教室を利用して、養護学校の分教室を作ろうというものです。
  県内にはひのくに高等養護学校、大津、松橋養護学校の高等部などがありますが、いずれも定員オーバーで、保護者から熊本市内に高等養護学校を作ってほしいという要望が以前からあります。
  県教育委員会としては、実態を踏まえ、また経済対策の基金が活用されることから、急遽今回の提案になったものです。
  しかし、熊本聾学校内に作る話が、十分関係者の同意を得ないまま進んでいるのではないかという、議会質問やマスコミ報道がされました。
  会派では聾学校関係者の意見を聞き、実際に対象となる甲佐高校も視察しました。甲佐高校は比較的受け入れには前向きでしたが、聾学校についてはもう少し関係者への説明がいるようです。予算案は文教治安委員会の審議により可決しましたが、熊本市との協議や聾学校の在り方を含めた検討会議などを実施しながら、長期的な展望を示すことが必要であると思います。
  私はいろんな障害を持つ方でも学べる環境作りに取り組む教育委員会の姿勢を評価するとともに、教育県熊本としてきちんと対応できるか、議会の立場から見守っていきたいと思います。