年頭のごあいさつ

震災から学んだことを活かしてよりよい熊本づくりを・・・

 新年を迎え、皆様には、希望に満ちた一年となりますよう祈念いたします。
  昨年は未曽有の地震により、熊本のすべてが影響を受けた年でした。未だ被災で苦しんでいる方々には心からお見舞いを申し上げます。
  この熊本の復旧復興に対して、国、県、各自治体が、懸命に取り組んでいることは報道などによりご存知の通りです。ただ、予算の不足、解体業者や建設業者などの人員不足により、想定以上に進まない現実に直面しています。余震も続いていますし、豪雨や台風、火山の噴火など様々な天災が発生しています。一日でも早い復旧復興を成し遂げるために、今年も精一杯頑張ってまいります。
  また、ハード面の復旧復興と併せて、これからの災害に備えたソフト面対策としての地域のコミュニティーづくりも、実現しなければなりません。震災から学んだことを活かして、より良い熊本を作っていきたいと考えます。
  さて、県内は大地震でしたが、国内、国外も様々な激震が走っています。グローバル経済の行き詰まりや、少子高齢化による成熟社会の進展に伴い、政治・経済にも大きな変化が出ています。国家間の経済保護主義の台頭、格差社会の増大などが一例ですが、平和や強調よりも、自国の権力のみを主張しヘイトスピーチで大衆をあおる政治家が、国民の支持を得る雰囲気が強くなっています。この雰囲気は、第二次世界大戦前の政治状況と似ています。国民の怒りを利用して権力を得た後に、国民の声を無視した、特定の者のための利権政治が行われないようにしていかなければなりません。
  また、格差社会の進展により「子供の貧困」「過労死」「相対的貧困」「下流老人」「貧困の連鎖」等々の言葉が躍り、貧困の実態が日本でも深刻になっています。
  経済成長のみを前提とした政治の限界をしっかり認識し、社会福祉制度など、セーフティーネットを充実させて、貧困の連鎖を断ち切り安心して暮らせる社会を実現するために、働く人たち、社会的に弱い立場の人たちの目線で、私は今年も活動を続けてまいります。