■6回目の一般質問


1.漫画・アニメ(ワンピース計画)による地域活性化について

Q.2月けんぎかいでも提起した、漫画「ワンピース」公園の実現に向けて、行政内に窓口を設置して推進できないか。特に著作権をクリアすることが大きな課題であり、行政の支援を必要とする大きな理由。

Q.
また、尾田栄一郎氏に県民栄誉賞を与えることや集英社と話し合うなどの知事のトップセールスができないか。

知事
 漫画・アニメを活かした地域づくりは、夢のある話であり、地域に活力を与えるものと考えている。現在、民間団体による動きが出ており、地域づくりを県民の皆様が自ら与え、実行していただくことが重要であり、こうこうした取り組みを支援していくことが県の役割だと認識している。県では地域振興のための補助金や、県民基金を活用した助成金の制度を設けており、最近では地元出身の漫画家、江口寿史が描いた水俣市の観光ポスターを支援。ワンピースを活用した地域づくりの提案は、「くまもとサプライズ」の優秀賞を受賞され、これにより活動の認知も高まり、取り組みの輪が拡大。このような県民の主体的な取り組みが、県内全体への大きな動きとなり、県の活性化に貢献することを大いに期待している。今後とも、漫画・アニメを活かした地域づくりに取り組む民間団体等の活動を支援していきたい。


2.農業の生産基盤の整備について

Q.
熊本市北部・旧植木町で実施している南尾迫地区の土地改良事業を計画的に実施してもらいたい。

Q.
県内各地の土地改良事業をどのようにして進めていくのか。

農林水産部長
 農業農村整備は、農地の整備、農業用水の安定供給や低平地の対策などを行う事業で、経営規模の拡大や経営力の向上に直結する重要な事業。しかし、23年度予算も本年度の7割しか見込めない。県としては、排水施設の寿命を延期するなどあらゆる手段を講じているが限界がある。国に対して必要最低限の予算を確保するよう要望を続ける。なお、南尾迫地区の事業については補正予算も対応しながら、工期の延伸による営農への影響を軽減する。


3.農業大学校の県立大学への編入について

Q 
優秀な農業大学校の卒業生はこれまでも、静岡大学や鹿児島大学の農学部に編入した事例があるが、県立大学にはまだない。県として推進できないか。

知事
 農業を志す若者の様々な夢を応援したいという思いから、「農業大学校の県立大学部への昇格」をマニフェストに掲げたが、様々な要因により実現困難。このため、くまもと農業経営塾の開校や、農業大学校と県立大学との連携を進めてきた。議員からの提案は私の思いと合致することから、県として、農業大学校から県立大学への編入が実現できるよう要請していく。


4.小中学校に対しての空調設備の導入推進について

Q.
夏の異常な高温の中で、小中学校の児童・生徒は学習・試験を実施しているが、クーラーの導入ができないのか。県内や他県でもクーラー設置の事例が出てきたので、県の教育施設設置方針として導入を進めてほしい。

教育長
 県内市町村の状況は、空調設備を整備するところもあるが、環境にやさしいエコスクールの考えを取り入れて、空調に頼らない工夫をしている自治体もある。その中で、小中学校の空調設備の導入について国の補助制度があるので、市町村が利用しやすくなるよう、さらなる財政措置の充実を国に要望している。市町村教育委員会に対しても、子どもたちの良好な環境整備のための予算確保に向け、市町村長の理解を得てしっかり取り組んでいただくよう働きかけていく。


5.携帯電話等被害からの青少年保護に対する警察の取り組みについて

.携帯電話の出会い系サイトからフィルタリング機能で、児童や生徒を犯罪から守れるようになってきたが、無料ゲームなど出会い系サイトから犯罪に巻き込まれていく事例が増加している。この点をどのように対処していくのか。

警察本部長
 インターネットは今や日常生活に欠かせないものとなっている。しかし、携帯サイトを利用した被害は一層深刻化していると認識している。県警察では、児童買春、児童ポルノなどの取り締まりを最重点として取り組んでいる。保護者や関係者などに深刻な事態を認識してもらうため、各種広報啓発活動を積極的に推進する。水際対策としてのフィルタリング100%普及を目指し、携帯電話の販売会社などへの働きかけを強化していく。